リモートワークで実践!自宅で道具いらず全身自重トレ週間メニュー
リモートワークが一般的になり、通勤がなくなったことで運動量が減り、体の不調を感じている方は少なくないでしょう。長時間椅子に座っていることで姿勢が悪化したり、肩こりや腰痛に悩まされたりすることもあります。このような状況で、手軽に運動不足を解消したいとお考えの方に最適なのが、自宅で道具を使わずに行える自重トレーニングです。
この記事では、リモートワーク中でも全身をバランス良く鍛え、健康的な体を目指すための自重トレーニング週間メニュー例をご紹介します。特別な器具は一切必要ありませんので、運動習慣のない初心者の方でもすぐに始めることができます。
全身をバランス良く鍛える重要性
特定の部位だけを鍛えるのではなく、全身をバランス良く鍛えることは非常に重要です。体全体の筋力が均等に向上することで、姿勢が改善され、肩こりや腰痛などのリモートワークによる体の不調の予防・緩和に繋がります。また、全身の大きな筋肉を使うトレーニングは、効率的なカロリー消費にも繋がり、体型維持にも効果的です。
週のトレーニング計画の考え方
自宅でのトレーニングを継続するためには、無理のない計画を立てることが大切です。初心者の場合は、週に2〜3回のトレーニングを目安に始めることをおすすめします。例えば、週の初めに上半身中心、週の後半に下半身中心といった形で、部位を分けて行うと、各部位をしっかり休ませながら効率的に鍛えることができます。体幹トレーニングは、他のトレーニングと組み合わせたり、隙間時間に行ったりすることも可能です。
自宅でできる自重トレーニング週間メニュー例
以下に、全身をバランス良く鍛えるための週間メニュー例をご紹介します。各トレーニングは、ご自身の体力レベルに合わせて回数を調整してください。最初は無理せず、正しいフォームで行うことを最優先にしてください。
月曜日:上半身&体幹
- プッシュアップ(腕立て伏せ):10回 × 2〜3セット(難しい場合は膝つきでも構いません)
- 大胸筋、上腕三頭筋、三角筋を鍛えます。
- バックエクステンション(背筋):10回 × 2〜3セット
- 背中の筋肉(脊柱起立筋など)を鍛え、良い姿勢の維持に役立ちます。
- プランク:30秒キープ × 2〜3セット
- 体幹全体の筋肉を鍛え、体の安定性を高めます。
木曜日:下半身&体幹
- スクワット:15回 × 2〜3セット
- 太ももやふくらはぎ、お尻など下半身全体の大きな筋肉を効果的に鍛えます。
- ランジ:左右各10回 × 2〜3セット
- お尻と太ももを鍛え、バランス感覚も養います。
- ブリッジ:15回 × 2〜3セット
- お尻やもも裏、体幹の背面を鍛えます。
土曜日:全身リフレッシュ(軽め)
- タバタ式トレーニング(20秒運動、10秒休憩を8回繰り返し)などを活用し、バーピージャンプ(きつければジャンプなしでも可)、ジャンピングジャック、マウンテンクライマーなどを取り入れ、全身を軽く動かします。
- 心肺機能の向上と全身の軽い刺激を目的とします。
- ストレッチ:体の各部位をゆっくりと伸ばし、クールダウンを行います。
このメニューはあくまで一例です。ご自身の体の状態やライフスタイルに合わせて調整してください。
正しいフォームの重要性
自重トレーニングの効果を最大限に引き出し、怪我を防ぐためには、正しいフォームで行うことが不可欠です。フォームが崩れたまま行うと、狙った筋肉に刺激が入らなかったり、関節に負担がかかったりする可能性があります。
各エクササイズの正確なフォームについては、信頼できるフィットネスサイトやYouTubeなどの動画を参照することをおすすめします。鏡を見ながら行う、可能であればスマートフォンなどで撮影して確認するなど、ご自身のフォームをチェックする習慣をつけましょう。
運動習慣を継続するためのヒント
- 目標設定: 毎日ではなく、週に2〜3回など、達成可能な小さな目標から始めましょう。
- 時間確保: スケジュールにトレーニング時間を組み込み、習慣化を促しましょう。朝起きてすぐや、仕事の合間など、取り組みやすい時間を見つけてください。
- 記録: トレーニングの内容や体調を記録すると、変化を実感しやすくモチベーション維持に繋がります。
- 変化を取り入れる: 同じメニューばかりだと飽きがくることもあります。慣れてきたら、回数やセット数を増やしたり、新しい種目を取り入れたりして変化をつけましょう。
- 無理をしない: 体調が優れない日は無理せず休み、怪我のリスクを減らしましょう。継続するためには、休息も重要なトレーニングの一部です。
まとめ
リモートワークによる運動不足は、体の不調だけでなく、集中力の低下などにも繋がる可能性があります。しかし、自宅で手軽に始められる自重トレーニングは、この課題を解決する有効な手段です。
ご紹介した週間メニュー例を参考に、まずは週に数回からでも、自宅でのトレーニングを生活に取り入れてみてください。正しいフォームを意識し、継続することで、徐々に体の変化を感じられるはずです。無理なく、ご自身のペースで運動習慣を育てていきましょう。